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東京大学病院消化器内科のホームページにお越し頂き、ありがとうございます。 初代教授である小俣政男先生、二代目教授である小池和彦先生の後任として、 2021年7月1日より、当教室を担当させていただくこととなりました、藤城光弘でございます。
消化器内科は、主に、消化管(食道、胃、小腸、大腸)と肝臓、胆道・膵臓、脾臓に発生する疾患を広く扱う内科です。 「技術と心で消化器内科を科学する」を合言葉に、医療・医学に対する高い志を有する総勢約100名の医師が、患者さんの診療・最先端の医学研究と次世代の育成に邁進しております。 患者さんの診療に当たっては、熱い情熱を内に秘めたクールな専門家集団が、看護師・薬剤師・栄養士・医療事務といったメディカルスタッフと深く連携し、最善の診療を提供できる体制を整えております。
また、研究面においても注力しております。 私たちが専門とする消化器は、生命維持に欠かすことのできない消化吸収栄養器官であるのみならず、内分泌代謝・免疫など幅広い役割を担っており、脳腸相関をはじめとして、多臓器連関の中心に位置することがわかってきました。 それゆえ、消化器で繰り広げられる未知の現象をひとつひとつ解明することで、消化器疾患にとどまらず、あらゆる疾患の予防、治療に繋げることができると私は信じております。
そのためにも、私が特に専門とする消化管・内視鏡分野においては、世界をリードする内視鏡診断を疾患病理中心の形態観察から生命現象観察へ、内視鏡治療を組織破壊・切除技術から細胞・組織機能回復・移植技術へとさらに深化させ、最終的には疾患予知予防・老化制御へと発展させていきたいと考えております。 私たちが直接診察する機会のない世界中の患者さんのお役に立てるよう、さらには健康な方々の幸せを守るお手伝いができるよう、若手医師の皆様の力をお待ちしております。