上部消化管内視鏡検査はいわゆる「胃カメラ」検査です。口もしくは鼻より内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を観察します。咽頭麻酔を行った後(鼻からの検査の場合には鼻腔麻酔)にカメラを挿入します。白色光による通常観察とともに、画像強調観察や色素撒布などを併用することにより病変検出率をあげる工夫をしています。また悪性腫瘍を疑う病変を認めた場合などには鉗子生検を行うこともあります。
食道・胃・十二指腸を主に観察する検査ですので、これらに発生する病期が主な対象となります。食道がん・胃がん・十二指腸がんといった悪性腫瘍の他、胃食道静脈瘤・びらん性逆流性食道炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの良性疾患も対象となります。
また、出血性胃潰瘍などの消化管出血に対する緊急止血処置なども行っております。
当院では年間10000例以上の上部消化管内視鏡検査をしております。